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【ベトナム・インドシナ】緊急景気対策を発表、外準10億ドル投資

12月4日8時0分配信 NNA

 中央政府は1〜2日に開いた政府会合で緊急景気対策を決め、発表した。外貨準備を利用した10億米ドルの公共投資、政策金利のさらなる1%引き下げなどが柱となっている。3日付べトナム・ニュース(VNS)などが報じた。

 グエン・タン・ズン首相が2日に発表した景気対策の概要は、◇特に優先度が高い大型開発事業に対する外貨準備を利用した総額10億米ドルの投資◇国債を原資に1兆5,000億ドン(8,800万米ドル)を投じる北部ホン川(紅河)デルタの灌漑(かんがい)水路の浚渫(しゅんせつ)◇政策金利と準備預金金利の1%引き下げと、預金準備率の2%引き下げ◇計画投資省による投資規制の改革・簡素化の加速◇ベトナム国家銀行(中央銀行)による、輸出を後押しする外国為替相場誘導と国際収支の厳格な管理◇中銀による企業向け融資支援策制定――などとなっている。洪水など災害に見舞われた企業や個人への配慮・支援もうたった。
 
 ズン首相は会合で、景気後退の防止と成長率の維持、治安の維持を最重要課題と改めて表明。同時にテト(旧正月)を前にした物価安定、投機防止や商品安定供給の確保などを関係省庁に指示した。
 
 景気対策にうたわれた外貨準備10億米ドル投資の対象となる具体的なプロジェクトは、今のところ明らかにされていないもようだ。
 
 ■利下げは5日実施
 
 政策金利の1%引き下げは、中銀が5日に実施する。商業銀行によるドン建て貸出金利と預金金利のベースとなる基準金利は、現行の年11%が年10%になる。政策金利引き下げは11月21日以来で、約4年ぶりの引き下げとなった10月21日以来では4回目となる。基準金利が10%に下がることに伴い、基準金利の1.5倍となっているドン建て銀行貸出金利の上限は、現行の16.5%から15%に下がる。
 
 基準金利以外の政策金利は、◇中銀が商銀から有価証券を買い戻す際に適用される公定歩合(ディスカウントレート)=現行の年10%が年9%に◇中銀の対商銀貸し出しに使われる再割引金利(リファイナンスレート)=現行の年12%が年11%に◇翌日物銀行間金利=現行の年12%が年11%に――それぞれ下がる。
 
 また、各金融機関が法令に基づき中銀に預けている準備預金の金利は、現行の10%が9%に下がる。一方、準備預金の預金全体に対する比率を示す預金準備率は、ドン建て、外貨建てともに2%下げるという。
 
 政府会合では、11月単月ベースの経済指標が、10月に比べて悪化傾向だったことなどが報告されたもようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081204-00000007-nna-int

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